スギ、杉について|スギ科スギ属

スギ(杉)について

スギは、日本で一番の森林面積と材積を誇る樹木です。それだけたくさん植林されたのにはもちろん訳があります。
幹がまっすぐに伸びやすく柱材が製材しやすい、それほど枝が大きく張らないので高い密度で植林できる。成長が速いと言った多くの利点を持ち合わせています。

日本中に植林されている杉ですが、ヒノキと同様に天然林と植林ではかなり目の詰まり方、色、艶、香りが異なります。

スギの天然林として有名な産地は北山、秋田、魚梁瀬、屋久島といったところでしょうか。


秋田杉の立木
秋田杉の立木

秋田杉の丸太
秋田杉の丸太

人工林として有名な産地は、吉野、天竜、智頭、熊野などが挙げられます。

熊野杉
熊野杉

熊野杉の丸太
熊野杉の丸太

スギは、ヒノキやヒバなどと同様に特有の香りがあるために、 日本酒を杉で作った樽に貯蔵する事で香りづけを行う事もあります。

下の画像は、樽(タル)と桶(おけ)を乾燥させているのですがどちらが樽でどちらが桶なのか分かりますか?
材料は、どちらも同じ杉材です。

樽

桶

違いは、板が柾目を利用しているか、板目を利用しているかの違いです。
正解は、上の画像が樽で下の画像が桶です。

樽は、板目板で作られます。
水分を含むと膨張し、水分が染み出したり、蒸発しにくい特徴があります。主にお酒や醤油の貯蔵樽など常に水分がある箇所に使われます。
杉材を酒樽に使用するのは、スギの香り付け効果もあってのことです。

桶は、柾目板で作られます。
風呂桶、手桶、すし桶などに使われます。水分を適度に吸い込み、水分の出いりが頻繁な箇所に使用します。
柾目は、水分に対する寸法安定性は板目よりも高いからです。

桶と樽、板目よ柾目共に理由があって使われているんですね。

また、最近では住宅部材に使用する際に「スギ花粉症だから嫌だ」とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、木材から花粉は出てきませんので安心してご採用ください。逆にスギ花粉を減らすためにもたくさんスギ材を使っていただければと思います。



スギ(杉)

  • 学名:Cryptomeria Japonica
  • 別名:
  • 分類:スギ科スギ属
  • 原産・分布:北海道南部以南の日本全土
  • 用途:建築構造材、内装材、樽、桶、工芸品



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